まめたつブログ

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【園芸・植物】「活力剤」と「肥料」の違い

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園芸が好きな人、興味がある人なら一度は見かけたことがある「活力剤」。

でも、この活力剤、イマイチ「肥料」との違いがわかりづらいですよね。皆さんは違いがわかりますか?

僕は全く分かってません。

そこで、「活力剤」と「肥料」の違いについて調べたことを書いていきます。

「活力剤」と「肥料」の違い。活力剤は食事、肥料はサプリメントや栄養ドリンク

活力剤と肥料は、含まれている成分や使用目的に違いがあります。

肥料は、植物を成長させるために使われます。主として含まれている成分は、次の「3大栄養素」(または肥料の3要素、多量要素)です。

  • 窒素(N):葉や茎の成長に欠かせない栄養素。植物を大きくする役割もあります。
  • リン酸(P):花や実つきをよくする栄養素。
  • カリウム(K):根の成長に必要な栄養素。植物を丈夫にし、病気や寒さなどへの抵抗力を高める働きがあります。

3大栄養素は、人間に例えるとお米やお肉など、植物にとっての主食ですね。

肥料に含まれるその他の栄養素を含め、肥料は植物の食事にあたります。

 

それに対して活力剤は、植物に活力を与えるために、つまり植物を元気にするために使われます。

細かく言うと活力剤には複数の種類があり、それぞれに使う目的が異なりますが、主な目的は植物を元気にすることです。

活力剤に含まれる成分は、商品よって様々ですが、マグネシウムなどの中量要素やマンガン、鉄などの微量要素です。(※中量要素、微量要素とは、量としては3大栄養素ほど多くは必要としないながらも、植物の成長には必要な栄養素です。)

我々人間はお米やお肉だけで健康に育つことはできませんよね。植物も同じで「三大要素」だけでは丈夫に成長することができません。
(人間の場合、お米やお肉だけを食べていると高い確率で病気になりますが、植物は3大栄養素だけでも意外と育つ場合があるので完全に同じというわけではありませんが…)

そこで活力剤に含まれている微粒要素などを与えることによって、より丈夫に健康に育つようにします。活力剤は人間に例えると栄養補助食品やサプリメントにあたります。

また、人は「だるいな~」「疲れたな~」と疲労感を感じたときに栄養ドリンクを飲んで健康を保とうとします。植物も同じように、植え替え直後や夏の暑い時期に、調子を悪くなるのを防ぐ目的で活力剤を使う場合もあります。活力剤は栄養ドリンクのような一面もあります。

簡単にまとめると「肥料」は“食事”、「活力剤」は“サプリメントや栄養ドリンク”に置き換えることができます。

 

活力剤は様々なものが売られているため、その効果を把握して、大切な植物のために適切に使用していきたいですね。